まだ食べられる食品を廃棄する原因3分の1ルールとは?その解決策は?

みなさん『3分の1ルール』というの言葉をご存知でしょうか?

年間で約632万トンの食べ物が廃棄されているといわれています。

その廃棄の原因の1つに『3分の1ルール』が挙げられます。

しかも賞味期限が切れている食べ物ならまだしも、この3分の1ルールで賞味期限が切れていないまだ食べられる食料が廃棄されています。

今回はこの安全を重視しすぎたあまりに多くの食料廃棄をしてしまっている『3分の1ルール』について説明していきたいと思います。

 

フードロス(食料廃棄)が深刻な社会問題になっている

様々な理由から食料が廃棄される事をフードロスと言います。

フードロスには賞味期限が切れて食べられなくなった事が原因の場合もありますが、

まだ食べられるにも関わらず捨てられてしまうケースも数多く存在します。

コンビニやスーパーマーケットで言うと、

ラベルの印字ミス等で販売できなくなった商品

新商品や企画が変更されたために、撤去された商品

などです。

 

また、飲食店などで言うと

料理の食べ残し

調理ミスや調理できず余ってしまった料理

オーダーミスにより提供されなかった料理

などです。

 

また食品流通業界で言うと

3分の1ルールによって捨てられる食品

が主な原因となっています。

 

この3分の1ルールとはいったい何なんでしょう?

 

食品流通業界のフードロスの原因『3分の1ルール』とは

3分の1ルールとは、古くから行われている商品取引上の習慣で、食品の製造日から賞味期限までを3分割して下記のように期限を設ける事を言います。

  • 納入期限:製造日から3分の1時点まで
  • 販売期限:賞味期限の3分の2時点まで

 

例えば製造日が1月1日賞味期限が12月31日とします。

この12ヶ月間を3分割します(12ヶ月÷3=4ヶ月

 

つまり、

  • 納入期限:4月30日(製造日から4ヶ月)
  • 販売期限:8月31日(製造日から8ヶ月)

※製造日:1月1日 賞味期限:12月31日

となります。

 

納入せず4月30日を過ぎてしまった商品、又は販売せず8月31日を過ぎてしまった商品は、

賞味期限が4ヶ月先にも関わらず廃棄されてしまいます。

 

この、消費者の安全を第一に考えた結果生まれた3分の1ルールにて大量の食品が廃棄されているのです。

【3分の1ルール】
3分の1ルールは大手小売りが始めたとされ、多くの小売店に広がった。製造日から賞味期限までの期間を3分の1ずつに区切り、最初の3分の1を卸を経由して小売店に納品するまでの納品期限、次の3分の1までを店頭で消費者に売る販売期限としている。最後の3分の1は消費者が食べる期間として設定されている。納品期限は「鮮度のいいものを消費者に」という目的で設けられたとされるが、このルールは他国と比べて厳しいという指摘もある。製・配・販連携協議会によると、アメリカの納品期限は賞味期限の2分の1フランスやイタリアはさらに長く3分の2で、イギリスは4分の3とより緩やかになっているという。
出典:コトバンク

他の国と比べると日本は安全性を重視しすぎているように見えます。

そのため多くの食料を廃棄してしまって社会問題にまでなっています。

日本も他の国を参考にこのルールを緩和していく必要があるように思えます。

しかし未だに3分の1ルールは根強く染み付いており、大量の食料が廃棄されています。

 

フードシェアリングサービスは食料廃棄の解決策!?

『フードシェアリングサービス』をご存知でしょうか?

最近注目されているフードロス対策の1つです。

これはこのようにまだ食べられる食品を廃棄するのではなく必要としている人に販売するサービスです。

大きく分けて

飲食店に出向き余った食品を安く購入できるサービス

ネットで納入期限や販売期限を過ぎてしまった商品を安く購入できるサービス

があります。

 

どちらも廃棄処分予定の食品を廃棄せずに食べて貰うサービスです。

大きな違いは店舗へ行くか、自宅に届くかの違いです。

店舗で受け取る食品は賞味期限がかなり迫っている場合が多く、

自宅に届く食品は3分の1ルールからは外れていますがある程度賞味期限まで余裕がある場合が多いです。

 

現在はあまり浸透していませんが今後どんどん知名度が上がっていくように思えます。

また店舗に出向くタイプのサービスは東京でしか実施されておらず、今後全国的に展開されていくことが期待されています。

 

最後にいくつかフードシェアリングサービスを紹介したいと思います。

 

フードシェアリングサービス『TABETE』

(公式サイト:https://www.cocooking.co.jp/food-sharing/

TABETEは2018年4月29日に正式サービスが始まったばかりのフードシェアリングサービスです。

すべての食事には、つくった人の気持ちが込められている。
そんな「食べて」の想いを最後まで「食べ手」まで届けるのが、 TABETE の役割です。
出典:TABETE

とてもいい言葉だと思います。このようなサービスが今後拡大していくと良いですよね。

渋谷駅・恵比寿駅・麻布十番駅周辺をメインとして現在は三軒茶屋・中目黒へもエリアを拡大しています。

東京以外にも『TABETE』を広げたいと語っています。

アプリ版も絶好調『TABETE』とは?購入方法やエリアや店舗数は?

2018.07.15

 

フードシェアリングアプリ『ReduceGO』

(公式サイト:https://reducego.jp/

ReduceGOは2018年4月2日に正式サービスが始まりました。

こちらはスマホアプリのサービスとなっています。

月額1980円(税別)で1日2回まで余剰食品の受け取りが可能。

現在は東京都23区内となっていますが今後エリアを拡大していくとのこと。

スマホアプリなので外にいながら気軽に利用が出来て便利ですよね。

廃棄食品を月額定額で購入出来るアプリ『ReduceGO』とは?

2018.07.16

 

フードシェアリングショッピングサイト『KURADASHI.jp』

(公式サイト:https://www.kuradashi.jp/

KURADASHI.jpは2015年2月27日にリリースされた社会貢献型ショッピングサイトです。

こちらはショッピングサイトですので、店舗に足を運ばずネットで注文をして自宅で受け取る事が可能です。

会員登録には一般会員プレミアム会員の2種類が存在しており、プレミアム会員だと何回買っても送料が全て無料となります。

直接店舗へ取りに行く必要がないため全国どこでも注文が可能です。

フードシェアリングショッピングサイトKURADASHI.jpとは?

2018.07.17

 

まとめ

以上、3分の1ルールとその対策についてでした。

2013年に試験的に一部の地域で『2分の1ルール』が実施されていたり、

フードバンクがフードロスを改善するために検討会を開き話を場を作ったりと、

現在深刻化しているフードロスに対して様々な視点から改善を図ろうとしているようです。

大切な食料、無駄にせず大切にしていきたいですね。

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